最近、テレビを観ていると、被災地での除染作業の手抜き…というような内容をよくみます。その場合に被災地とは、同時に『福島』を連想させ、また、除染作業は山の中で行われているので、林学を修めた私は、多少興味があったのですが…。
以下のニュースを読んで、被災地とは福島だけじゃあなくて、また、農業にも多大な被害を与えていたことを再認識しました。
- 農業復興特区で明暗 県、沿岸11市町、申し込みゼロ : 宮城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20130124-OYT8T01399.htm
震災後の復興の一環として、農業の特区を設けておられてみたいですが、その申し込みがゼロだった…というニュースです。ゼロな理由はいろいろとあるみたいですが、その中で、印象的だったのが、ニュースの中の『声』として、以下の部分でした。引用します。
「農地の復旧作業に追われていて、そんな制度があること自体、知らなかった」
これって『農業復興特区』に限らず、色々な制度で起こりうることで、また、起きていることなのじゃないかな?と思いました。制度が必要な人に届いてないというのは、無力感を感じます。
農業復興特区とは?
そもそも『農業復興特区』とは、どういうモノなのか?といのが気になったので調べて見ました。すると、宮城県の公式ページにその記述がありました。
かいつまんで説明してみると『自ら農業生産を行うこと』 などを条件として、申請を行えば、『税制の特例を受けることができる』ということでした。
先に引用したニュースの声から察するに、農地の復旧作業をしていた方が知らないというのは、復旧の農業生産に必要な作業でしょうから、申請できるのにしてなかった…ということなのじゃないかな?と思いました。
終わりに。
話題性というと違うかも知れませんが、震災、復興という言葉の裏に知らず知らず、除染や放射能という言葉をむすびつけていましたが、調べてみると、色々なことが起きているのだな、と思いました。この記事も、件の制度の衆知の一環を担うことを願って。
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